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5月18日(月)
里山に咲いていた柚子の花。 初夏は、白い花がとても美しい。 ふらんす堂の本も白が圧倒的におおい。 これは実はけっこうわたしの好みによるところが大きいかもしれない。 装丁家さんにも白い用紙でねって頼むことが多い。白は不思議な色だ。いちがいに白といってもいろんな色を含んでいる。そして、いろんな色を引き出すこともできる。 先日、ピーさんが書店営業に行った。ふらんす堂の白くて美しい本たちを持って。 「ねえ、書店さんなんて言ってた。? きれいな本ですねえ…って言ってなかった?」 とわたしはピーさんに聞いてみた。 「何軒も行きましたが、誰もきれいな本ですねえ、とは言ってくれませんでした。まあ、白い本ですかあ、汚れますねえ…。という書店さんが一軒ありました。」 ガックリである。 そりゃ確かに汚れやすい、だからそっと優しく扱わなくてはいけないのだ。 しかし、この清楚な光りにみちた本たちの輝きを分かってもらえないんだろうか…。 初夏の書店の店頭に夏の花のごとく咲く白い本たち。 その涼やかな光りが買ってくださった人たちの胸にとどきますように。
by fragie777
| 2009-05-18 18:37
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