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5月2日(土)
写真はわが母校の熊谷女子高校の紋章。花もはじらう乙女だったころ、この紋章のバッチをつけて高校生活を送っていたことを今日思い出した。 なにゆえに唐突に母校の紋章かというと、今日熊谷で俳人金子兜太先生をお祝いする会がありそこに出席したついでにどうしても母校に行ってみたくなり、何十年かぶりに立ち寄ったのである。会がおわって夕暮れがあたりを支配しはじめたころで、門扉が空いていたのをこれ幸いと早足でひとめぐりしてきたのだった。 変わっているところと変わっていないところがあって、そんなに細部をおぼえているわけではないということを改めて認識して、しかしやっぱり懐かしかった。最近知ったのであるが兜太氏の奥さまであった俳人の金子皆子さんもこの高校の出身で、今日お会いした俳人の榎本好宏さんのお母さまもこの高校の出身であるということでその奇縁におどろいている。 玄関の前をとおり体育館から校庭にぬけ、大きな樫の木はまだ健在だ、そして渡り廊下を突っ切ってプールのあるところへ…、ああ、この感じはおんなじ…。さわさわといろんな友人たちの姿がたち現れて目の前を横切っていく。ふっと気づけばわたしの横に制服をきた高校生のわたしが寄り添っている。 (いろんなことで心をいっぱいにしてたよね…)ってその女子高校生につぶやいてみる。(やばいね、もうこんなに歳とちゃってさ…) わたしはその女子高校生と門扉のところで別れて駅に向かったのだった。 「俳句とわたし」というテーマで金子兜太氏は講演をされた。 90分立ちぱなっしで、会場を沸かせながらの軽快な語り口は相変わらずだ。 (わたしは、新幹線をのりまちがえて熊谷駅を通過してしまい、おおはばに遅刻をしてしまった…相変わらずの間抜けぶりで、新幹線から飛び降りたい心境だった…) ふらんす堂から昨年句集『地貌』を刊行された時田幻椏さんは発起人のおひとりで司会進行にフル活躍をさなさっていた。今年句集『まひるの食卓』を出された室田洋子さんにも会場でおめにかかる。 また、このお祝いの会の発起人になっている「件の会」の俳人の方々、黒田杏子さん、榎本好宏さん、西村和子さん、横澤方川さん、山下知津子さん、櫂未知子さんたちともご一緒させていただいた。
by fragie777
| 2009-05-02 22:30
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